ハウスクリーニングのやり直しを入居後に依頼する方法|初動から交渉まで徹底解説

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「ハウスクリーニング済みって聞いていたのに、入居したら部屋が汚い…」

引っ越しの荷物を運び込んで、さあ新生活のスタートと思った矢先に、油汚れが残ったキッチン、カビだらけの浴室、髪の毛が詰まった排水口を目にしたとき、どれだけがっかりするか。その気持ち、とてもよくわかります。

実は、賃貸物件の入居時トラブルのなかで「清掃不備」に関する相談は毎年数多く寄せられており、決して珍しいケースではありません。しかし、「もう入居してしまったし、今さら言えない」「クレームを入れるのは気が引ける」と、泣き寝入りしてしまう方も多いのが現状です。

でも、諦める必要はありません。入居後であっても、状況によってはハウスクリーニングのやり直しを依頼できる可能性があります。正しい手順で動けば、管理会社への交渉がスムーズに進むケースも少なくありません。

この記事では、以下のことをわかりやすく解説しています。

  • 入居後にハウスクリーニングのやり直しを依頼できるケース・できないケース
  • 入居直後にまずやるべき初動の手順(証拠の残し方・契約書の確認方法)
  • 管理会社への伝え方と、断られたときの対処法
  • 自費でプロに依頼する場合の業者の選び方と費用相場
  • 次の引越しでトラブルを防ぐための事前チェックポイント

「入居したばかりで、どうすればいいかわからない」という方も、この記事を読めば今日から動き出すことができます。まずは一緒に、状況を整理していきましょう。

 

  1. 入居後の部屋が汚い…これってやり直しできるの?
    1. 「ハウスクリーニング済み」なのに汚いのはなぜ?
    2. やり直しを依頼できるケースとできないケース
  2. まず何をする?入居直後の初動チェックリスト
    1. 汚れている箇所を記録する(写真・動画)
    2. 契約書・重要事項説明書を確認する
  3. 管理会社・大家への伝え方ガイド
    1. 連絡するタイミングと期限の目安
    2. 伝え方のポイント(感情的にならず事実ベースで)
    3. やり直し交渉が難航したときの相談窓口
  4. 管理会社に断られたら?自費でプロに頼む方法
    1. どこに頼めばいい?ハウスクリーニング業者の選び方
    2. 部位別の費用相場(水回り・エアコン・部屋全体)
    3. 費用を少しでも抑えるコツ
  5. よくある汚れ箇所と自分でできる応急処置
    1. キッチン・換気扇の油汚れ
    2. 浴室・排水口のカビ・ヌメリ
    3. トイレの尿石・エアコンのほこり
  6. 次の引越しで失敗しないために|入居前チェックのポイント
  7. よくある質問(FAQ)
    1. 入居後どのくらいの期間内に申し出ればいいですか?
    2. 管理会社から「現状渡し」と言われました。やり直しは無理ですか?
    3. 自分でクリーニングしたら費用を請求できますか?
    4. クリーニング費用を支払っているのにやり直してもらえません。どうすればいい?
  8. まとめ|汚れた部屋でも諦めないで。快適な新生活を取り戻す方法
    1. 参考文献・引用元

入居後の部屋が汚い…これってやり直しできるの?

新居に引っ越したのに、キッチンに油汚れが残っていたり、浴室にカビが生えていたりして、ガッカリした経験はありませんか?「ハウスクリーニング済み」と聞いていたのに、この状態はどういうこと…と戸惑う方は少なくありません。まずは「やり直しができるのかどうか」、その基本から整理していきましょう。

「ハウスクリーニング済み」なのに汚いのはなぜ?

賃貸物件では、前の入居者が退去したあとにハウスクリーニングが行われるのが一般的です。しかし、「ハウスクリーニング済み」という表記があっても、必ずしも隅々まで丁寧に清掃されているとは限りません。

特に入居の多い春(2〜4月)の繁忙期は、清掃業者の人手が不足しやすく、十分な時間をかけられないケースもあるという声が業界内でも聞かれます。また、ハウスクリーニングには業界統一の品質基準がなく、業者によって仕上がりにばらつきが生じやすい点も、トラブルの背景にあると言われています。

よくある清掃不備の箇所をまとめると、以下のとおりです。

場所 見落とされやすい汚れの例
キッチン 換気扇の油汚れ、コンロ周りの焦げ付き、シンク下のカビ
浴室・トイレ 浴槽エプロン内のカビ、排水口のヌメリ、便器裏の尿石
居室・その他 エアコンフィルターのほこり、窓サッシの汚れ、クローゼット内のカビ

やり直しを依頼できるケースとできないケース

入居後に汚れを発見した場合、状況によってはやり直しを依頼できる可能性があります。ただし、すべてのケースで対応してもらえるわけではないため、まず自分の状況がどちらに当てはまるか確認することが大切です。

区分 具体的な状況
✅ やり直しを依頼できる可能性が高い ・契約書に「ハウスクリーニング済み」と記載がある
・入居直後(目安として数日〜1週間以内)に申し出た
・汚れの写真など、証拠が残っている
・明らかに清掃漏れとわかる汚れ(油汚れ・カビ・尿石など)
❌ 対応が難しい可能性が高い ・契約書に「現状渡し」と明記されている
・入居から時間が経っており、汚れの原因が不明
・経年劣化や素材内部に染み込んだ汚れ(クロスのヤニ、パッキンの黒カビなど)
・証拠となる記録が残っていない

「現状渡し」と契約書に書かれていても、社会通念上必要とされる最低限の清掃は行うべきという考え方もあります。まずは諦めず、管理会社や大家さんに相談してみることをおすすめします。

まず何をする?入居直後の初動チェックリスト

入居後に汚れを発見したら、「とりあえず自分で拭いてしまおう」と手を動かしたくなるかもしれません。しかし、やり直しを依頼するうえで最も重要なのは、動く前に記録を残すことです。証拠がなければ、管理会社から「入居後についた汚れでは?」と判断されてしまうリスクがあります。焦らず、まずは以下の順番で動きましょう。

汚れている箇所を記録する(写真・動画)

荷物を搬入する前、または搬入直後に、気になる箇所を写真と動画で記録しておきましょう。記録する際は以下のポイントを意識すると、あとで管理会社へ説明する際にスムーズです。

  • 全体像と接写の両方を撮る:どの場所の、どんな汚れかが一目でわかるようにする
  • 日時入りで撮影する:スマートフォンのカメラは自動で日時データが記録されるため有効
  • 複数アングルから撮る:換気扇の内部・便器の裏側・排水口の中など、見落とされやすい箇所も忘れずに
  • 撮影後は削除しない:交渉が解決するまでデータを保管しておく

特に念入りに確認しておきたい箇所は、キッチン(換気扇・シンク下)、浴室(エプロン内・排水口)、トイレ(便器裏・床)、エアコン(フィルター・吹き出し口)、窓サッシです。引っ越し作業が始まる前の「第一印象」を記録するつもりで、部屋全体をひと回りしてみてください。

契約書・重要事項説明書を確認する

写真の記録と並行して、賃貸借契約書と重要事項説明書を確認しましょう。確認すべきポイントは以下の3点です。

確認ポイント チェックの目的
「ハウスクリーニング済み」の記載があるか やり直し交渉の根拠になる
クリーニングの費用負担者(貸主・借主) 費用を誰が持つべきか判断できる
「入居後〇日以内に申し出ること」などの期限条件 期限を過ぎると対応を断られる可能性がある

契約書の内容がわからない場合や、手元に書類がない場合は、不動産会社や管理会社に問い合わせれば再確認できます。「契約内容を教えてほしい」と伝えるだけで問題ありません。難しく考えず、まず書類を開いてみることから始めましょう。

管理会社・大家への伝え方ガイド

証拠の記録と契約書の確認ができたら、いよいよ管理会社または大家さんへの連絡です。このステップで大切なのは、感情的にならず、事実を丁寧に伝えること。適切なタイミングと伝え方を押さえておくだけで、スムーズに対応してもらえる可能性が高まります。

連絡するタイミングと期限の目安

やり直しを依頼するなら、入居後できるだけ早く、遅くとも1週間以内を目安に連絡することをおすすめします。時間が経つほど「入居後についた汚れでは?」と判断されやすくなり、対応を断られるリスクが高まります。

また、契約書に「入居後〇日以内」という期限が定められている場合は、その期限を必ず守りましょう。繁忙期(2〜4月)は管理会社も対応が遅れがちなため、電話だけでなくメールやLINEなど記録が残る手段を併用すると安心です。

伝え方のポイント(感情的にならず事実ベースで)

連絡の際は、怒りや不満をそのままぶつけるのではなく、「いつ・どこが・どのように汚れているか」を具体的かつ冷静に伝えることが重要です。相手も誠実に対応しやすくなりますし、交渉がこじれるリスクも減ります。

以下のような内容を盛り込むと、管理会社側も状況を把握しやすくなります。

  • 入居日と、汚れに気づいた日時
  • 汚れている場所(例:浴室の排水口、キッチンの換気扇内部など)
  • 汚れの状態(例:黒カビが広範囲に広がっている、油汚れが固着しているなど)
  • 撮影した写真・動画を添付または送付する旨
  • 「ハウスクリーニング済みと伺っていたため、やり直しをご検討いただけますか」という形で依頼

口頭(電話)で連絡した場合も、その後にメールや書面で内容を改めて送っておくと、対応の記録として残せるため安心です。

やり直し交渉が難航したときの相談窓口

管理会社に相談しても「対応できない」と断られたり、返答がなかったりする場合は、第三者機関への相談も選択肢のひとつです。以下のような窓口を利用することで、状況が改善するケースもあります。

相談窓口 特徴・対応内容
国民生活センター/消費生活センター 賃貸トラブル全般の相談を無料で受け付けている。最寄りのセンターに電話(188)で相談可能
各都道府県の宅地建物取引業協会 不動産業者とのトラブルについて相談・あっせんを行っている
法テラス(日本司法支援センター) 法的なアドバイスが必要な場合に、弁護士や司法書士への相談をサポート

いきなり法的手段を取る必要はありませんが、「相談できる場所がある」と知っておくだけで、交渉に臨む気持ちのゆとりが生まれます。一人で抱え込まず、必要に応じて専門機関を頼りましょう。

管理会社に断られたら?自費でプロに頼む方法

管理会社へ相談したものの、「対応できない」「現状渡しの契約だから」と断られてしまうケースも残念ながらあります。そのような場合は、自分でハウスクリーニング業者に依頼するという選択肢があります。費用はかかりますが、プロに任せることで短時間で快適な住環境を取り戻せる可能性があります。どこに頼めばよいか、費用はどのくらいかかるか、順番に見ていきましょう。

どこに頼めばいい?ハウスクリーニング業者の選び方

ハウスクリーニング業者は数多くありますが、品質にはばらつきがあると言われています。以下のポイントを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

  • 口コミ・評価を確認する:くらしのマーケット・ユアマイスターなど、複数の利用者の声が掲載されているプラットフォームを活用する
  • 作業後の保証があるか確認する:作業後7日以内の無料再施工保証など、アフターフォローが明記されている業者は安心感がある
  • 見積もりを複数社で比較する:1社だけで決めず、2〜3社から見積もりを取ることで相場感をつかみやすくなる
  • 作業時間の目安を事前に確認する:1Kであれば作業員1名で約1日が目安。極端に短い作業時間を提示する業者は注意が必要という声もある
  • 損害賠償保険への加入有無を確認する:作業中の物損事故に備えて保険に加入している業者を選ぶと安心

部位別の費用相場(水回り・エアコン・部屋全体)

ハウスクリーニングの費用は、依頼する箇所や部屋の広さによって異なります。以下はおおよその相場の目安です。実際の料金は業者や地域によって変動するため、必ず事前に見積もりを確認してください。

依頼箇所 費用の目安
キッチン(レンジフード含む) 15,000〜25,000円前後
浴室 12,000〜20,000円前後
トイレ 8,000〜15,000円前後
エアコン(1台) 10,000〜20,000円前後
部屋全体(1K・1R) 25,000〜45,000円前後
部屋全体(2LDK) 45,000〜70,000円前後

※上記はあくまで参考値です。汚れの程度・築年数・オプション内容によって料金は変わります。依頼前に必ず業者へご確認ください。

費用を少しでも抑えるコツ

自費でのクリーニングは出費が伴いますが、以下の工夫で費用を抑えられる場合があります。

  • 汚れがひどい箇所だけ部分依頼する:部屋全体ではなく、特に気になるキッチンや浴室だけを依頼するとコストを抑えられる
  • 複数箇所をまとめて依頼する:複数箇所をセットで依頼すると、単品依頼より割安になることが多い
  • 閑散期(6〜8月・11〜12月)を狙う:引越しの繁忙期を外すと、業者のスケジュールに余裕があり、丁寧な対応が期待できるという声もある
  • キャンペーンやクーポンを活用する:プラットフォーム系サービスでは定期的に割引クーポンが配布されていることがある

なお、管理会社との交渉で「自費でクリーニングした費用を請求できるか」という点については、交渉の余地がある場合もあります。自費で対応する前に、その旨を管理会社に伝え、費用負担の確認をしておくことをおすすめします。

よくある汚れ箇所と自分でできる応急処置

管理会社への連絡や業者への依頼を進めながらも、「今すぐ少しでも綺麗にしたい」という気持ちは当然です。ここでは、入居後に特に多く見られる汚れ箇所と、市販の道具で試せる応急処置の方法をご紹介します。ただし、素材を傷めることがあるため、洗剤を使用する前は必ず目立たない箇所で試してから使用するようにしてください。

キッチン・換気扇の油汚れ

換気扇やコンロ周りに固着した油汚れは、アルカリ性の洗剤(重曹・セスキ炭酸ソーダなど)が効果的と言われています。市販のキッチン用マルチクリーナーをスプレーして数分おいてから、柔らかいスポンジや古歯ブラシで優しくこすり落とすと汚れが浮きやすくなります。

  • 用意するもの:キッチン用アルカリ洗剤、スポンジ、古歯ブラシ、キッチンペーパー
  • 換気扇のフィルターは取り外して40〜50℃程度のお湯に漬け置きすると汚れが落ちやすい
  • 固着がひどい場合は無理にこすらず、プロへの依頼を検討する

浴室・排水口のカビ・ヌメリ

浴室のカビには塩素系漂白剤(カビキラーなど)が広く使われています。カビに直接スプレーし、数分から数十分ほど放置してからシャワーで流すと効果が出やすいという声があります。排水口のヌメリには、重曹を振りかけた後にクエン酸水をかけると泡立ちながら汚れが浮き上がる方法が知られています。

  • 塩素系洗剤は酸性洗剤と絶対に混ぜない(有害なガスが発生する危険がある)
  • 使用時は必ず換気を行い、ゴム手袋を着用する
  • 浴槽エプロン内部のカビは自分での対処が難しいため、プロへの依頼が安心

トイレの尿石・エアコンのほこり

トイレの便器内に残った尿石(黄ばみ・水垢)には、酸性洗剤(トイレ用洗剤・クエン酸など)が効果的と言われています。洗剤を塗布してしばらく時間をおいてから、トイレブラシで優しくこすりましょう。便器の裏側やフチ裏は見落とされやすい箇所なので、ミニブラシを使って丁寧に確認することをおすすめします。

エアコンのフィルターにほこりが溜まっている場合は、フィルターを取り外して掃除機で吸い取り、その後シャワーで水洗いして完全に乾かしてから戻す方法が一般的です。エアコン内部(ファンや熱交換器)の汚れは自力での対処が難しく、無理に触ると故障の原因になることがあるため、内部クリーニングはプロへの依頼をおすすめします。

汚れの種類 有効な洗剤・道具 注意点
油汚れ(キッチン・換気扇) アルカリ性洗剤、重曹 金属部分への長時間接触は避ける
カビ(浴室・クローゼット) 塩素系漂白剤 酸性洗剤との混合厳禁・換気必須
尿石・水垢(トイレ・シンク) 酸性洗剤、クエン酸 金属部分に付着したら水でよく流す
ほこり(エアコンフィルター) 掃除機、水洗い 内部は触らずプロへ依頼

応急処置で改善が見られない場合や、範囲が広い・汚れが深刻な場合は、無理に自分で対処しようとせず、ハウスクリーニング業者への相談をご検討ください。

次の引越しで失敗しないために|入居前チェックのポイント

今回のような入居後トラブルは、事前の確認でかなりの確率で防ぐことができます。「次の引越しでは絶対に同じ思いをしたくない」という方のために、契約前から入居日までに押さえておきたいチェックポイントをまとめました。少し手間をかけるだけで、快適な新生活のスタートを守ることができます。

タイミング 確認すべきポイント
内覧時 ・キッチン・浴室・トイレなど水回りの汚れを目視確認する
・エアコンのフィルターや吹き出し口を確認する
・窓サッシ・クローゼット内部・床の隅もチェックする
・「ハウスクリーニングはいつ実施予定か」を担当者に確認する
契約前 ・契約書に「ハウスクリーニング済み」の記載があるか確認する
・クリーニング費用の負担者(貸主・借主)を明確にする
・「現状渡し」の記載がある場合は清掃範囲を具体的に確認する
・入居後の申し出期限(〇日以内)の条件を確認する
入居日当日 ・荷物搬入前に部屋全体を写真・動画で記録する
・気になる汚れがあればその場で担当者に伝える
・鍵の受け渡し時に管理会社と一緒に状態確認できると理想的

内覧のタイミングでハウスクリーニングがまだ実施されていない場合もあります。その際は「入居日までにどの範囲をクリーニングしてもらえるか」を書面や메일で確認しておくと、後々のトラブル防止につながります。口頭だけの約束は記録が残らないため、できるだけ文字に残す習慣をつけておくと安心です。

また、誠実に対応してくれる管理会社・大家さんかどうかを見極めることも大切です。内覧時や契約前のやりとりで「質問に丁寧に答えてくれるか」「清掃状況を正直に説明してくれるか」を観察しておくと、入居後のトラブル時にも安心して相談しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

入居後どのくらいの期間内に申し出ればいいですか?

明確な法的期限はありませんが、入居後できるだけ早く、目安として1週間以内に申し出ることをおすすめします。時間が経つほど「入居後についた汚れでは?」と判断されやすくなり、やり直しの対応を断られる可能性が高まります。また、契約書に「入居後〇日以内に申し出ること」という条件が記載されている場合は、その期限を必ず守るようにしましょう。入居日当日に気になる点があれば、その日のうちに管理会社へ連絡するのが理想的です。

管理会社から「現状渡し」と言われました。やり直しは無理ですか?

「現状渡し」と契約書に記載があっても、必ずしもやり直しが不可能というわけではありません。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、貸主は入居者が通常の生活を送れる状態で物件を引き渡す義務があるとされており、極端に不衛生な状態での引き渡しは問題となりうると考えられています。まずは証拠写真を持って管理会社に相談し、納得のいく回答が得られない場合は消費生活センター(電話番号:188)への相談も検討してみてください。

自分でクリーニングしたら費用を請求できますか?

状況によっては請求できる可能性がありますが、自費で対応する前に必ず管理会社へ事前連絡をしておくことが重要です。事前の合意なく自分でクリーニングしてしまうと、費用請求の根拠が弱くなる場合があります。「管理会社側で対応が難しい場合、自費で業者を手配してよいか。その場合、費用負担についてはどのようにお考えですか」と事前に確認し、やりとりをメールなど記録が残る形で行っておくと安心です。

クリーニング費用を支払っているのにやり直してもらえません。どうすればいい?

契約時にクリーニング費用を支払っているにもかかわらず、清掃が不十分な状態で引き渡された場合は、費用の一部または全額の返還を求める交渉ができる場合があります。まずは証拠写真と契約書を持参し、管理会社に書面で正式な対応を求めましょう。それでも解決しない場合は、国民生活センター・消費生活センター(188)や、各都道府県の宅地建物取引業協会への相談が有効です。費用の返還請求については法的な判断が必要になるケースもあるため、法テラス(0570-078374)への相談も選択肢のひとつです。

まとめ|汚れた部屋でも諦めないで。快適な新生活を取り戻す方法

新居に引っ越したのに部屋が汚かった…そんな経験は、決してあなただけではありません。「ハウスクリーニング済み」という言葉を信じて入居したのに、期待を裏切られた気持ちはとても辛いものです。でも、諦める前にできることはたくさんあります。この記事でご紹介した内容を、最後にまとめて振り返りましょう。

  • 入居直後にまず動く:汚れを発見したら、触る前に写真・動画で記録する
  • 契約書を確認する:「ハウスクリーニング済み」の記載や申し出期限を確認する
  • 管理会社へ早めに連絡する:事実ベースで冷静に、記録が残る手段で伝える
  • 断られても諦めない:消費生活センターや宅地建物取引業協会など相談窓口を活用する
  • 自費依頼も選択肢のひとつ:信頼できる業者に部分依頼するだけでも住環境は大きく改善できる

管理会社への交渉が難しかったり、対応を待っている間も快適に過ごしたかったりする場合は、お近くのハウスクリーニング業者に相談してみることをおすすめします。水回りだけの部分依頼でも、プロの手が入るだけで部屋の印象は大きく変わります。

新生活は、気持ちよくスタートしたいもの。汚れた部屋のことで悩む時間より、新しい暮らしを楽しむ時間を増やすために、まずは一歩踏み出してみてください。

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